【ATX電源を改造して安定化電源を制作】

・ジャンク品のATX電源(SSRP580LGA 出力580W)を改造して、安定化電源?を製作してみた。
使用用途は特に無く、暇潰しの一環である。

ATX電源配線処理:
1.
コネクタに接続されている電線で、外部出力させたい電線を長めにカットし、 必要ない電線は筐体内部でカットする。
2.筐体内部でカットした電線は、 短絡防止の為、各色単位にまとめて熱収縮チューブ処理する。
3.外部DC出力:
ORANGE(DC3.3V) ・RED(DC5V)
・YELLOW(DC12V) ・BLUE(DC-12V)
・BLACK(GND)
4.外部制御信号:
・GRAY(PWR_OK)
・PURPLE(DC5V STANBY)
・GREEN(POWER ON)

外部電源線配線図:プラグ用ジャック接続
・ORANGE(DC3.3V)
-->BQ-2-G(赤)
・RED(DC5V)-->BQ-2-G(赤)
・YELLOW(DC12V) -->BQ-2-G(赤)
・BLUE(DC-12V)-->BQ-2-G(青)
・BLACK(GND)-->BQ-2-G(黒)
注意:+3.3V Sense信号はDC3.3V電圧のモニタ用。 必ずDC3.3Vに接続すること。接続を忘れると、DC3.3V以上(DC4V以上)の電圧が出力される。

外部制御線配線図;
・DC5V STANDBY: AC Switch ON時、常に出力される信号。(DC5V)
・POWER ON: Power Switch ONで、各DCが出力される。
・PWR_OK: Power Switch ONで、各DCが出力されたことを知らせる信号。(約DC5V)

・AC Switch(ACコンセントの近く) ON時---AC(LED-RED) 点灯

・POWER Switch ON時---DC(LED-Green) 点灯

DC出力基板製作:
 1.固定DC電圧出力基板と可変DC電圧出力基板を製作した。
 2.電圧レギュレータは、ナシュゼミの低ドロップアウトタイプのLM1086を使用する。
 3.固定DC出力は9V、6V、4Vの3種 可変DC出力は1.9V~7.8Vとした。
 4.ATX電源改造の安定化電源との組み合わせで出力できる固定DC電圧は、12V、9V、6V、5V、4V、3.3V、-12Vの7種類になる。ほぼ種々の機器で使われている DC電圧を網羅できると思われる。但し、製作したDC出力基板の最大電流は1.5Aである。 尚、Vinは、Vout+1.5V以上であること。

・製作した各種基板と、実際Wet&Dry Cleanerで使用している。