【自作ダブルハンドル 13Nasci 13Soare】

・始めに: ダブルハンドルは高すぎる!高くなる理由も理解できる。しかしリールと同価格帯はチョットな~  ダブルハンドル購入の選択肢が無い身としては、気分的に自作ダブルハンドルで満足するしか無い。

・スカート部: 基本ソアレのシングルハンドルを流用(赤丸部)尚、ハンドル軸のピンを抜く作業があるが、
ツィンパワーC2000HGS のハンドル軸を購入すれば、この作業は不要。

・ノブ軸部: ノブ取付け部は、ARL-2028E(L=28)をチョイスしたが、M2.6で切り直しが必要である。 アルミパイプの外径φ4肉厚(内径φ2)がホームセンターで入手できるのであれば、そのままM2.6のタップ切が可能で価格も安い。 (但し、ホームセンターで探したが、ほとんど置いて無い。)下段のベアリングインナー部を固定するには、外径5mm/内径4mmのアルミパイプを 5mmにカットして、アルミスペーサーに組み込む。

・ ハンドルノブを2BB化する: ラインローラーのベアリング交換時期に併せ、ハンドルノブ部を2BB化してみた。 (ラインローラー交換部品を流用)こっちは単純で白いカラーを抜いてベアリングを入れるだけ。今回はダブルハンドルなので S740ZZが4個必要。 結果期待ハズレで、多少巻きの軽さを感じる程度。

・2BB効果:ベアリング効果を期待するならば、ベアリングのインナーレースを押さえつける構造にすべき、 付属のワッシャー(外径Φ7/内径Φ5)はカラー用で、ベアリングのアウター/インナーレース共に接触する為、滑り摩擦が発生しベアリング効果は期待できない。 さらに言えば、軸が固定なのでインナーレース固定とし、アウターレース(ノブ接触)を回転させるべきで、ベアリング間のインナー押えカラーが必要である。 今回は、このカラーΦ5XΦ4X18.2mm(スペーサー)のみ製作した。このカラーは、ベアリングスラスト荷重を防ぐ役目もある。 ---スペーサーとノブの隙間は0.3mmあるので「OK」とした。 だが、そこまで要求する必要があるのか疑問である?。ラインローラー用ベアリングは、ミニチュアベアリング 【NMB】 ステンレス 両シールド付 DDL-740ZZ 674ZZ 内径4mm×外径7mm×幅2.5mmで、チョット高めのミネベア製。

・ ハンドル部: ハンドル部は、カーボン Orアルミでも好みのデザインで作れば良い。自作はアルミ3mm厚で ハンドル長45mmと 40mmを製作。

・取付けボス部: 手加工で作る手頃な材料が無く、あっても50個単位とかで、余分な数を買わされる羽目になる。 何とか代替品になるものは無いか検討した結果、ターミナルとアルミ取手である。これならば1個単位で購入できるし入手し易い。 今回は機能優先でターミナルを加工して組み込んだ。

【自作ダブルハンドル:ターミナル編加工詳細】 ”暇潰し”に自作する場合の具体例を書いてみた。

準 備

ターミナル MB-125-G-B Or R

工程1

ターミナルツマミ部 加工 

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工 具

Φ2ドリル M2.6タップ ヤスリ 糸鋸

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ネジ以外は

Φ3ドリル穴にして、Φ3ピンを圧入

工程2

ターミナル 金属部加工

工程3

ターミナル スペーサー加工 

工 具

M4タップ ヤスリ 糸鋸

工 具

カッター ヤスリ 

注 意

6mm幅加工部と摺り割り部は、
 組立時直角になる様加工のこと。

ネジ

ねじ込み後、ネジ頭をカットする
 (ネジロック使用)

工程4

ハンドル部とスカート部の組立1

工程5

ハンドル部とスカート部の組立2

内 容

上記で示したハンドル製作部をスカート部(6mm幅)に組み込む(圧入する程度が良い)

内 容

M4トラスネジにてねじ込む。
 (左ハンドル時はネジロック必要)

・ 組み込み: 取りあえず組み込む。

・ 最終形態: まぁまぁかな---それはそれなりに満足。

・ こんなものも!: ベイト用ハンドルを、スピニングハンドルに流用するスピニングスカート(ハンドル軸)も手頃で便利かも ・・・図から見た限り、ハンドルの折りたたみは出来ないかも? 尚、ハンドル止めナット(センターナット)をわすれずに!