・始めに: 材料費@約300-で「デビル8もどき」を自作・実は生きた「タコ」は苦手である。どこを掴めば良いのか?危険性は無いのか? 決して気持ちの良いものでは無い。例年8月は暑さの為、余り釣りをしてこなかった。---が・・・上州屋釣情報にのせられ、7月のムライソ釣りは適当に釣れて楽しめた。 同じく上州屋に依れば、OctoPussingが好調との事なので、夕涼みを兼ね「タコ」釣りも悪くないな~と-----あくまでも”もどき”なので、販売しなければ特許等に抵触することは無いだろう! ”たぶん””おそらく””十中八苦” 釣れないだろうな~ まずは、釣りと同じ様に、自作釣具も時間潰しの趣味である。 (ちなみにDevil8は@1,400-程度で販売されている。)尚、ステンレス半田付けが容易に出来るのであれば、もっと楽に作れるのだが!・・・・・
・材料費:
左側:製作単価 右側:デビルクロー(タックルベリー@670-/5 単価@134-)合計金額=165+134=299- 約300円になる。
・基本説明図及びステンレス加工図:
左側:Devil8の基本説明図 右側:ステンレス加工図(ステンレス棒は、Φ1.0~Φ1.2硬線)
・準備:
左側:材料一覧(ワームフックはダイソー(100均) 右側:補材(ヒシチューブ以外はダイソー)
・工具及びブレード製作・・
左側:使用工具類 右側:アルミ板0.3mmを適当にハサミで切ってブレード作り(曲面はスプーンに押し当てて・・)
クリップでφ3~4の輪を作り、スイベルとブレードを取り付けた後、輪のつなぎ目をハンダ付け。クリップは錆びにくくハンダ付けが容易である為、
意外と釣具製作では重宝している。
・変形トレブルフック製作・・
ワームフックのカン部をラジペン2個で折り曲げカット後、ハンダ付け部を軽くヤスリ がけして
(ハンダの付を容易にする為)、ワームフックを適当な角度に固定してハンダ付け。
・フレーム部&トレーラーキーパー部製作
左側:フレーム部 センター曲げしたステンレス硬線を適当な角度に開き、中通し重り(ナツメ)を
圧着端子(圧着部のみ)で固定。絶縁被覆付圧着端子(RED)もアピール的に良いかも---懐に余裕のある方は、ウキクッションゴムの方が簡単。
尚、接着剤はお勧めしない。 右側:トレーラーキーパー部 ブレードを取り付けラッチバンドで固定。センター部分の曲げ部は、圧着端子(圧着部のみ)で固定。
(ステンレス加工図参照)
・トレーラーキーパーの曲げ部 及び 仮組立
左側:トレーラーキーパーの曲げ部を左から順番に曲げる。右側:フレーム部(リバレッジVアーム)と
トレーラーキーパー部をラッチバンドで固定し、アラルダイトにて接着
・完成品:
左側:トレブルフックをラッチバンドで固定し、アラルダイトにて接着。(トレブルフック取り付けを最終工程にもってきたのは、
フック取り付け位置とセンター合わせの容易さから)尚、ラッチバンドAは、必ず圧着端子のコーナーに掛けること。
ラッチバンドBは、トレブルフックの真ん中のみ固定。ラッチバンドCは、トレーラーキーパーの先端曲げ部に掛かること。これで1.8Kg迄のタコを抜くことができた。
(万が一抜けても、ラッチバンドを切らない限りタコは獲れる) 右側:デビルクローを取り付けて完成
・改善(改良)点:
製作の過程で、一番苦労(面倒)する工程はエポキシ接着である。硬化するまで垂れたりする為に常に方向を変えたりして、
接着部を固定しなければならない。数個同時に行う場合この作業は困難となる。そこで、接着剤が垂れることを前提にした作りができないか検討した結果、
絶縁被覆付圧着端子を用いた。絶縁被覆付圧着端子は1.25/2の2種類である。但し、使用するステンレス棒はΦ1.0とし、センターカット(25cm)する。
*工程1:
フレーム部は中通し重りを固定する前に、絶縁被覆付圧着端子2を必ずセットする事。
次に、トレーラーキーパーの先端を絶縁被覆付圧着端子2に挿入し、適当な所で圧着する。圧着後、トレーラーキーパーの先端部を右図の様に折り曲げる。
絶縁被覆付圧着端子のネジ取付部(丸い部分)は、ニッパ等でカットする。
*工程2:
エポキシ接着剤:A部は穴を埋める様に接着剤を流し込む要領で・・・Bは、なるべく金具が固定できる程度に少なめに・・・
但しA部は、接着剤の垂れる方向が逆になるので、片方づつ(15分ぐらい)時間をおいて作業すること。右図が完成品である。 ・ダイソーワーム針 3/0,4/0は入手不可に付き・・・: ダイソーに問い合わせした結果、次の様な回答が・・・ 「いつもダイソー商品をお使いいただきありがとうございます。ダイソーお客様相談室の**と申します。 この度お問い合わせをいただきました、「ワーム針」につきましてお調べいたしましたところ、現行では下記の2点が該当いたしました。 商品名:【釣】日本製ワーム針 1/0 9個入 JANコード:4979909933435 商品名:【釣】日本製ワーム針 2/0 8個入 JANコード:4979909933442 なお、上記2点は、定期的に入庫していますが、すぐに売り切れてしまう商品です。そのため、注文を承ることができない商品となります。 また、店舗在庫状況につきましては、大変申し訳ございません。ダイソーは現在、お取り引き先が1,400社、提携工場が7,800~8,300ヶ所ございます。 そのいずれかの所から商品を供給しますので、どのお店に在庫商品があるか、お店がいつ入荷するかなどが把握出来ておりません。」 との事で、2/0では針が小さくワーム針を諦め、硬鋼線(Φ1.6~Φ1.4x16cm)Orステンレス鋼(Φ1.4)で タコ針を作る事に、但し、3本から2本針になってしまうが、多分それ程気にする必要も無いと思う。
*DAISO(百均)で購入
ダイヤモンド?ヤスリは、現地(釣場)でのハリ磨き用。
ステンレス鋼は、若干弱い気もするが・・・試し釣りの結果次第で再考せねば
*工程1:
ステンレス鋼を14cm(3本/50cm)にカットし針先砥ぎ(磨き)。
グラインダーがあれば、もっと楽に磨けるのだが・・・あっても素人には危険な工具なので使わない方が良いかと?
*工程2:
針先砥ぎ(磨き)後、センター曲げ。次に丸棒(Φ30)のセンターに
15mm幅で貫通したΦ2の穴に針先を挿入して曲げ作業。
*工程3:
トレーラーキーパーを図の様に曲げ加工。小さなデッパリは、
タコ針センター部を固定する為。(デッパリの内側にタコ針挿入)
*工程4
(2本針のデビルエイト?完成):エポキシ(2液性)及びラッチバンド(束線バンド)で仕上げ。 *自作タコ針・・・実釣経過(1回目): 1.針先ストレート部は2~3cmで製作したが、結果2cm以下では、抜き上げ時のバラシが多い。(2.5cmとする) 2.針先ストレート曲げ部のRは、なるべく小さいほうが良い 3.針先のテーパーは10mm程度が良い。 4.根係時は、バーブレスと針曲がりによる回収率UP 5.2本針でも、結果同じ? 6.タコMAX重量は、現在800g どこまで抜き上げ可能か検証中
実釣経過(その後):
針曲がりによる回収率UPに対して、キロのタコの場合は抜き上げ不可。針曲がりに依るバラシ数回。
改修率UPよりも「バラシ」を防ぐ為の対策として、針曲がりしないDAISOワームフック2/0をセンターに追加してみた。
さて実釣結果は・・・現在2.1kg迄は抜き上げ可能。ただし、DAISOワームフック2/0より大きいフックは、販売中止(製造中止)である。 ・でもな~: 総てが大きいので、どうやって釣場まで運ぶか思案のしどころである。 専用ケースが販売されているが、懐に優しくない。ロストする度に車に戻るか!(釣場の近くに駐車できるのであればそれも良し!) ---ルアー(クロー)も大きいのよね~ ウーン・・悩ましい!!! ちなみに重さは、シンカー1.5号で20g シンカー2号で25gである。 そこで仕方なく、家にあった古いワンショルダーバック(斜め掛け)を選択。この中に4個収納できる様に簡易区分けケースを製作して組み込んだ。 このバックには、ロッド・リール以外の必要なものを収納している。
・実釣の結果:
とにかく約7割のバラシで、ガッカリすること多々、また針ハズレするのかな~と不安な
OctoPussingである。そこで種々しらべてみた。
*** 以下矢野駅前店お知らせから抜粋 2016年07月14日***
その1:「バラシの多い方へ」
抜き揚げ寸前でバレる場合の多くが、タコ自体にフックが刺さってない事があるそうです。
春のアオリイカみたいに横からエギに「抱きついているだけ」といった感じで、フッキングの力が吸盤の力に負けているそうです。
バラシが多いい方などは「大きく」「鋭く」フッキングして見て下さい。大きなタコほど吸盤の力は強いので要注意です。
(そのつもりでやってはいるのだが・・???)
その2:デビルエイトチューン!!
先日の釣行で思った事がバラシが多い!!デビルクローでもバラシが多いのに、
ロブスターで狙うとなるとワームのボリュームもあり針のゲイブ幅が狭くなりなんかもっとばれそう・・・ なんかよい方法はないもんかと
ワンナックさんのフェイスブックを見ていると、デビルエイトのチューニング方法がのっているじゃないですか!! 早速やってみました!!
その2は小生の考え方に近い その後実釣にて---上記に記載した内容よりも大切なのは、タコの当たりを感じてから「チョンチョン」と 4~5回ロッドをシェイク(トゥイッチ?)してから3~5秒待った後、「ヨィショ・ドッコイショ」ぐらいの感じで、乗せ合わせする様に大きく立て合わせして、 ほとんど「バラシ」は無くなった。ちなみに針先を曲げるのは危険でお勧めしない。折れた場合、針先がどこに飛ぶか解らない。 目に当たったら最悪だし、探しきれない状況も発生する。 ・何故釣れる冬タコが小さいのか?: 冬タコは大きいと聞くが?-----上州屋 横須賀店にワンナック販売テスターの岩間氏情報がアップされている。 その情報を見ると、デビルクローとタコベイトのコラボで、キロ近いタコを連日の様に釣っている。 しかるにこの私は400g以下のタコばかり、釣る場所の違いか?腕か?仕掛か?-----釣れる事は釣れているので、ロッド操作は多分OKだろう! 次に場所だが、こればかりは自分の足で探さなければどうしょうもない。初心者故、まずは仕掛の物真似から---懐に優しい釣りを目指す小生としては、 ダイソータコベイトがベストだが、一度だけ購入できたもののいつも売り切れか、置いていない。ならば自作の路が・・・・・ 種々なににするか迷ったが、カラーゴムバンドに決定。(DAISO 5色カラーゴムバンドは色が濃くて量も多いので安上がり) 後は実釣でタコにアピールできるか否か、試すのみ!。---結果は良好。(上の写真は、チョット拝借させて頂いた。)尚、シリコンスカート/シリコンゴムシート (ケイムラ)も選択肢の一つか!---遊び心でクリアーシルバーラメを黄色のマジックインキで染めてみた。 現物は意外と黄金色に近く、成金秀吉タコが釣れるかも?---デビルクローの白系(パールホワイト・クリアーシルバーラメ・グローラメ)と マジックインキさえあれば、好みの色に染める事ができるので便利かも?(Greenに染めたもので、1Kgのタコも釣れた実績有り
・タコ釣り注意:
ダコは漁業権の問題があるので釣り場は限られている。解らない時は地元の漁師さんに確認が必要。
ちなみに、タコツボ/網/潜りはほとんどが禁止である。それにしても限られている狭い釣場なのに、ワンナック販売テスターの岩間氏と会えないな~。
釣り方をチョツト拝見してみたい気もする。
・硬ステンレス線:
・タコ専用ロッド:
タコ釣りを始めようとタカミヤのTAKO BOMBER210を購入。ビックリするくらい安い。
(釣具のポイント価格---定価は@2,800-らしい)意外としっかりした作りで、このロッドでキロクラスのタコも問題なく抜けた。・・・・ただ使って暫く経ってから、
ラインが通常よりも擦れている気がして-----トップガイドが金属製の為なのかも! そこでトップガイドリングを交換する事にしたが、
何となく全体のガイドの作りが気に入らない。試し釣りの期間を終えた時点で、タックルをメジャークラフトのタコモデルSPS-B702H/Tacoと
ベイトリール、シマノのソルティワン(ハンドル長55mmに改造)に変えた。さてその結果は???---後日実釣にて---やはり価格の差を感じる。
SPS-B702H/Tacoは操作し易いし軽い。さらに感度も数段上である。
但し、アオリイカとは違い、根係りかタコかなんて我輩には解らない。良くタコの引きを感じるとか表現されるが、
一回もその手応えを感じた事など無い。
5,000円の差が釣果に直接結びつく気がするのは気のせいか。たまたまなのか、ワンランク上のタコが釣れた。
4~5万もするロッドの差を感じて見たいが、如何せん懐が・・・身の丈に合ったロッドで十分満足である。
・タコ注意:
ヒョウモンダコは危険なタコで有名だが、三浦で良く釣れるタコで、サメハダテナガダコに注意が必要である。
しばし食料にされるそうだがお勧めはしない。我輩も3度程釣りあげたが、暗闇でも「ベター」とした「ヤルキ」の無い姿で、容易にマダコとの違いが判別できる。
右の写真は、タコをキープする為の網で、野菜等をストックしている網で作ってみた。実際使用してみたが、意外と便利である。
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