導通チェッカーで考慮すべきは測定端子間の電圧である。チェッカー電源をもろに印加するようなチェッカーは”NG”。
チェック基板等のIC破壊につながる危険性と、測定端子間検出抵抗値を考慮した導通チェッカーを作ってみた。

【最安のマルチテスター DT-830Bを購入】
ワンコインで購入できるマルチテスター(送料込み) :
長年(約30年)仕事で愛用のマルチテスターが故障した。多分寿命が来たのだろう。今は趣味程度の電気工作で
最低機能があれば、ある程度の測定誤差は許容範囲である。
そこで ワンコインで購入できるマルチテスターを購入。
早速機能確認 :
趣味で使う分にはマッタク問題なし。但し、導通チェックのブザー音は無。ブザー付DT-830Dが有ることは後で解った。
価格は約倍ぐらい。検出抵抗値は不明。
乾電池は付属していないので注意 :
9Vアルカリ乾電池を100均等で購入。
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【導通チェッカー接続図】
マルチテスターに無い機能 ブザー付導通チェッカー:
簡単な回路で事足りるので自作をお勧めしたい。測定端子間の電圧はダイオードの順電圧以下(0.6V程度)が望ましい。
回路では、測定端子間はダイオードの順電圧分だけで0.6V以下です。検出抵抗値は、100K:1K =10K:(75+RX)から RX=25(Ω) 計算値では25Ω以下でブザーが鳴る。
尚、RDは、よりシビアな検出抵抗値を望むのであればボリューム(100Ω)も選択肢の一つかも?。
動作電源電圧は、手持ちのOP-AMP NJM2732D(1.8V〜6V)/電子ブザー HDB06LFPN(4V~8V)からDC4V〜DC6Vになる。今回は乾電池ケース(単4乾電池3本)とした。
音量調整ボリューム(300Ω)は150Ω程度が良いかも?。
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【導通チェッカー 基板】
:製作した基板
大きさ3.5X5cm程度の基板。電源コネクターとProbeコネクタを同じ2Pinで製作した為、電源コネクター側に誤挿入喚起の朱色処理?
この導通チェッカーでは、音量調整ボリューム(300Ω)の代わりに150Ωをブザーのプラス側に直列接続した。

【検出抵抗値設定 導通チェッカー完成品】
:全体構成
導通チェッカー基板・Probe・乾電池ケースで構成
意外と導通チェッカーは便利で使い勝手が良い。配線基板製作では頻繁に配線確認作業を必要とする。半導体を壊さない検出抵抗値設定の導通チェッカーはお勧めである。
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