【13NASCI/13SOARE BB改造 ラインローラー 2BB& ダブルハンドル化】

・始めに: アジング用にSoare BBC2000PGSS/メバリング&五目?用に13NASCIC2000HGSを購入した。昔と違ってランクの低い方(入門用?)に属するらしい。 ま、小生には十分な代物で、釣はロッドやリールでするものではなく「腕だょ~」と言いたいところだが、NASCIは、何回か使用しているうちに ラインローラーが何と無く具合が悪い。エギング用のリール(SephiaC14+)も同じ様な現象になった経験があり、多分ベアリング交換で直るだろうと思い分解してみた。 ---あれ!~ ベアリングが入っていない。道理でライン巻取りの重さを感じるはずだ・・・これでは「ダメーーダメ」。 しかし、巷では初心者用とか称されているリールを使いこなすのも釣りの内と思い、せっかくお付き合い頂いたリール故、 改造して、小生好みの女 いやリールにしよう。価格差で違いが解る男ではなく、高価な物が価格に見合う程、優れていると感じる事が少なかった故ではあるが ・・・すなわち、自分に合った道具が一番。
尚、Soare BBのラインローラーは1BBである。

・カスタム目標: > ①ダブルハンドル ②リールスタンドモドキ ③ラインローラーの2BB化 今回のメインは2BB化とダブルハンドル化である。

・ラインローラー2BB化: 13Soare BB C2000PGSS/13NASCI C2000HGS のカスタムなので、2BBを採用しているリール 10ステラ C2000HGSのパーツを購入する。1.部品No27 アームローラブッシュ @50-(2個)  2.部品No29 ローラベアリングカラー @200-(1個)  3.部品No30 アームコテイジクW @50-(3個) 4.ステンレスベアリング S740ZZ @280-(2個)(13SoareBBは流用して1個でも可) 合計¥1,010-/台

珍愛なる NASCI C2000HGS カスタム後の姿: 2BB化して、ラインローラーは調子よく回っている。 小さなアタリでも[OK]SoareBB C2000PGSSも同様。

同シリーズC3000SDHのダブルハンドルは取り付け可能だが、 C3000用なのでチョット重いのと、スカート部分が大きい為、自作ダブルハンドルに交換。右図はシマノ純正リールスタンド。

・ついでにハンドルノブの2BB化: ラインローラーのベアリング交換時期に併せ、ハンドルノブ部を2BB化してみた。 (ラインローラー交換部品を流用)こっちは単純で白いカラーを抜いてベアリングを入れるだけ。今回はダブルハンドルなので S740ZZが4個必要。結果期待ハズレで、多少巻きの軽さを感じる程度。

・2BB効果:ベアリング効果を期待するならば、 ベアリングのインナーレースを押さえつける構造にすべき、付属のワッシャー(外径Φ7/内径Φ5)はカラー用で、 ベアリングのアウター/インナーレース共に接触する為、滑り摩擦が発生しベアリング効果は期待できない。 さらに言えば、軸が固定なのでインナーレース固定とし、アウターレース(ノブ接触)を回転させるべきで、 ベアリング間のインナー押えカラーが必要である。今回は、このカラーΦ5XΦ4X18.2mm(スペーサー)のみ製作した。 このカラーは、ベアリングスラスト荷重を防ぐ役目もある。 ---スペーサーとノブの隙間は0.3mmあるので「OK」とした。 だが、そこまで要求する必要があるのか疑問である?。ラインローラー用ベアリングは、ミニチュアベアリング 【NMB】 ステンレス 両シールド付 DDL-740ZZ 674ZZ 内径4mm×外径7mm×幅2.5mmで、チョット高めのミネベア製。

・カスタム Soare BB C2000PGSS /13NASCI C2000HGSの実釣結果にて: 13NASCI・・・5~6回程度のメバリングに於いて感じたこと。あまり期待していなかった巻きの軽さは、 カスタムに依って気のせいか多少は軽く感じる。夜釣りメインのため、巻き終了を重さで感じる事が出来れば、根掛り防止になりえるので有難い。 若い時ならば、さらに強く感じたろうに!・・・Soare BB C2000PGSSは、繊細でリールの軽さと巻きの軽さを実感することができる。 強度的に多少の不安を感じるが、ドラック性能も良く、アジングに適したリールと思われる。ステラなどの高級リールは、こんな要素を織り込んだリールなのかも?。 使って見たいが、若い時ならばいざ知らず、年寄りには無駄な気がして!・・・尚、ハンドルノブの2化は、期待ほどでは無く無駄な気がする。 子供達よ! プレゼントは是非リールを!。

・何故、ダブルハンドルに「コダワル」のか?: 13Soare BB C2000PGSSも同様なカスタムでダブルハンドル化(カスタム品は実測208g---ハンドル長:40mm〉 尚、初めてダブルハンドルを経験したのは、エギングに使用したセフィアBBである。エギングには、ダブルハンドルが標準みたいですが・・・ 使い慣れていないので当初違和感を感じた。しばらくして慣れてくると、不思議にも「シックリ」くるのである。 この「シックリ」感がなんとなく”よさげ”・・・ならば、すべてダブルハンドル化にしようとの思いで検討したが、 残念ながら如何せんリールと同等の価格帯で高い。仕方なく機能優先(見栄え無視)自作することにした。さてさて結果(釣果)は?・・・。 ちなみにカゴ釣りのリールも、13NASCI C3000SDHのダブルハンドルである。

ついでにDAIWA REVROS4000のラインローラー化: カゴ釣りにNASCI C3000SDHを使っていたが、40cm弱のサバ&アジが釣れると、 リールが巻けずにフックアウトしてしまう。カゴ釣りに3000番は厳しいのかも知れない。そこで殆んど使って無いリールの出番である。 その名も旧?REVROS 4000 早速ラインを巻いてみたが、ラインローラーが回らない。クリーニングしてオイルを注すも結果は同じ。 BB化すれば少しは良くなるかも---ネット情報を参考に、早速BB化・・・しかし、ベアリング両サイドに、一枚ワッシャを入れても多少回転する程度。 これでも繊細な釣りでは無いので、問題はないのだが気に入らない。原因を調べた結果、ベアリングのインナーレースを押さえるワッシャーが、片側のみ、 インナーレースに接触していない。“ダメ”じゃん・・・ワッシャ-1枚追加---結果「OK」

なにげにハンドルノブも気になり、シマノ方式に改造してみた。ターミナル軸の追加工と、 アルミスペーサーΦ4X27mm(両サイドM2.6タップ加工)を組み込めば「OK」である。

REVROSは、ハンドルノブがカシメ方式で交換出来ない。交換方法は、 ノブ軸をΦ4~Φ5のドリルで加工する。カシメ部に穴を開けてノブを外し、さらに、Φ6ドリルで追加加工する。後は組み付けるだけ・・・ 暇だね~ ・・・ 尚、実釣の結果、SoareBBに付いていたノブでは、リールバランス的に細すぎて巻きづらい。 パワーノブを購入するのも選択肢の一つだが、暇人としてはアイデア勝負。機能優先で考え付いたのが、デットストックのケーブルクランプ。 これを無理やり付けてみた。外径Φ26で、チョットは改善されたかも・・・実釣確認が楽しみである。

・買わなければ良かったリール:
高い買い物だったレバー付きリール・・・ふかせ釣り用に買ったレバー付きリールだが、あまりレバーを使う機会はなかった。メジナ/クロダイの40cm 以上をかけた場合を想定して購入したが・・・・・実釣ではレバーを使う余裕などなかった。レバーを使ったら根に入られるし、磯場では遊んでる余裕など無い。 ほとんど使えずに高い買い物になった。